水玉もよう心もよう

 こんにちは、みきです。

 水玉とタータンチェックは母との思い出です。
無意識に水玉、タータンチェックは選んでしまいます。

 かつて、母がおそろいの水玉のワンピースを作ってくれました。
白地に紺の水玉の夏ワンピース。
すっごく気に入って一緒に着ていましたが、
季節はすぎ、次の夏、私のワンピースは小さくなっていました。どことなく、
色あせた感じで。
母のたんすには、きれいに母の分のワンピースがたたまれてあるのをみて、
何かしら胸に痛みが走りました。

 お母さんと離れていく!

 ひとりで、タンスの前で泣きました。小学4年生くらいでしょうか。

 ひとしきり泣くと、ちょっと落ち着きました。

 節目には泣くほうがいいですね。

 ネイティブアメリカンは、運命の輪という表現を用い、
四つの流れ、一日の流れ、すべては回るんだと話しています。
進みつづけること、それが真髄のようです。

 私くらいの年になると、かつて水玉ワンピースをみて泣いたのも、
いい思い出です。すべてが変わるから得られる感動でもあるんですね。

 いつか、私の娘も、そういう涙を流すでしょう。
そして、先へ進んでも、変わらない絆、新たな関係、そういうものを
知っていくのでしょう。
かつての私の背中をだきしめるように、もう一度、私は我が子の背中を
抱きしめるでしょうね。